築港は安治川と尻無川間に位置する最初に完成した大阪港で、
クルーズ客船や在来貨物船を除くと船の出入りは少なく
なりましたが、港湾関係の庁舎の多くが位置する
大阪港の中心地なのです。
また、
天保山から中央突堤にかけては、アメリカのウォーター
フロントにならい、海遊館や天保山ハーバービレッジ
ホテルなどが建設され、都市再開発が
進められています。
大阪メトロ中央線で大阪港駅にやって来ました。
こちらからみなと通を築港東交差点まで戻り、
この付近はその昔築港遊園地だった所なんですが、
すっかり雰囲気が変わってしまいましたねぇ。
当時の写真が手に入らなかったので、
仕方なく先に進みます。
築港東交差点を南に下ると左に築港公園があり、
公園を入っていくと奥に港住吉神社が
港住吉神社は、天保13年(1849)に江戸幕府大坂城代の命を奉じ、
摂津一宮である住吉大社より住吉四神を天保山台場に
勧請され、大正6年(1917)天保山台場から
現在地に遷座されました。
港住吉神社の大鳥居を潜った正面に、住吉四神が
奉安される拝本殿があります。
住吉四神が祭られている拝本殿の南側に
位置する稲荷神社の狛犬なんですが、
なにい~ぃ『のけぞって笑るとるがな
』
港住吉神社に隣接する築港公園には忘れられた
銅像の台座が❔あります。
日露戦争の記念碑として軍馬の銅像が造られたのですが、
太平洋戦争末期に『金属供出』に応じ台座だけが
残されてしまいました。
海抜ゼロメートル地帯の築港は、度々台風や高潮の
被害に遭い、その都度多くの犠牲者が出ました。
公園内に設けられたこの石碑は、昭和9年(1934)の室戸台風、
昭和11年(1936)のジェーエン台風の犠牲者の慰霊と、
教訓を忘れないために建立されました。
港住吉神社からさらに南に下り、築港小学校
南交差点を左に進みます。
築港小学校南交差点を左に曲がると直ぐに、安治川と
尻無川を連絡する天保山運河に出ます。
画像は大阪港第一突堤から南港に架かる港大橋で、
上下二層のダブルデッキになったトラス橋です。
港大橋を背に海岸通ギャラリーCASOがあります。
元は住友倉庫が在ったのですが、平成12年(2000)都市
環境再開発事業で、住友倉庫によって現代美術を
中心としたギャラリーに生まれ変わりました。
海岸通ギャラリーの駐車場から西に赤レンガ倉庫群が、
大正12年(1923)に住友倉庫によって建設された赤煉瓦倉庫は、
大阪市に残る数少ない煉瓦建築で、平成11年(1999)に
住友倉庫から大阪市に移管され、現在はクラシック
カーミュージアムになっています。
赤煉瓦倉庫群から築港小学校沿いに少し北に
向かってやって来ました。
正面左の築港高野山釈迦院に給水を
兼ねて参拝に伺います。
熱射病予防に
必ず
給水タイムをとって下さいょ。