大仙公園は大阪府堺市堺区にある都市公園で、北東に大仙陵古墳
(仁徳天皇陵)、南西に上石津ミサンザイ古墳(履中天皇陵)
があり、両古墳に挟まれる位置に大仙公園があります。
JR阪和線の百舌鳥駅から少し西に行くと右側に
大仙陵古墳(仁徳天皇陵)があります。
大仙陵古墳(仁徳天皇陵)は、エジプトのクフ王のピラミッドや中国の
秦始皇帝陵に並ぶ「世界三大墳墓」と言われています。
宮内庁より「百舌鳥耳原中陵」として、第16代仁徳天皇
の陵に治定されています。
寛政8年(1796)刊行の和泉名所図会には、仁徳天皇陵
(大山陵)と記されています。
古事記には、オオサザキ(仁徳天皇)は83歳で崩御したと記し、
毛受之耳原(もずのみみはら)に墓陵があるとしています。
日本書紀には、仁徳天皇は仁徳87年に崩御し、百舌鳥之陵
(もずのみささぎ)に葬られたとあります。
大仙公園に建立されている仁徳天皇の像です。
仁徳天皇(神功皇后摂政57年~仁徳87年)は、応神天皇の
第4皇子で名を大雀命(オオサザキノミコト)と言います。
日本書紀に、仁徳天皇が御陵を造営しようとした時、鹿が野の
中から走り出て倒れ、その耳から百舌鳥が飛び去ったので
この地を百舌鳥耳原と呼ぶようになったそうです。
大阪市中央区に位置する難波宮跡です。
仁徳天皇の高津宮はどこに置かれていたか諸説あるのですが、
法円坂一帯の難波宮跡周辺が有力説になっています。
大阪歴博に展示されている難波宮の復元模型です。
高津宮もこのような感じだったのでしょうか ![]()

大仙公園の外周に沿って南西の方に少し行きます。
大仙公園に設けられた日本庭園です。
築山林泉回遊式の日本庭園は、中国大陸を望む
名勝を模して造られているそうです。
日本庭園から御陵通りに戻る途中に自転車博物館があります。
雨が降ってきたので雨宿りを兼ねて見学に立ち寄りました。
最古の自転車から最新の競技用自転車まで、自転車の歴史を
実物展示で説明がしてありました。
今上天皇が皇太子時代に使用された自転車と、
同じ車両が展示されています。
皇室の御紋章がつけられています。
8mの一輪車です。
見える収蔵庫として約200台の新旧車両が
公開収蔵されています。
この日は雨が降ったりやんだりの
一日になりました。