無漏山真如寺は、大阪府豊能郡能勢町に位置する日蓮宗の仏教
寺院で、開山を寂照院日乾上人、開基を能勢頼次公とする
法華経の霊場なのです。
開山の日乾上人は、後に日蓮宗総本山久遠寺の第二十一退隠の
後、身延山に請い宗祖の真骨を真如寺に安置したことから、
関西身延と呼ばれるようになりました。
持経寺から歩いて数分の所に真如寺はあります。
寛政6年(1794)再建の山門は阪神大震災の後、
新たに復元されましたものです。
山門を潜った正面に本堂があります。
天明年間に再建された本堂も阪神大震災の影響を受け、
新しく復元されたものです。
本堂内陣です。
本尊の一塔両尊四士(合掌印)が安置されています。
本堂から渡り廊下で連接する真骨堂・客殿です。
天明年間に再建された真骨堂・客殿なのですが、阪神大震災の
影響を受け新たに復元されました。
客殿奥に真骨堂があります。
客殿から本堂前の境内です。
境内の奥の堂宇は眼病平癒・学問の神様と呼ばれている
行学院日朝上人廟です。
本堂東側で山の斜面に七面山が祀られています。
七面山は、日乾上人が身延七面山より分祀された七面大
明神は、元禄年間に開眼された七面尊像です。
七面山の鳥居を潜って参道を進むと商売繁盛の
神様と伝えられている金高龍王堂に出ます。
金高龍王堂の先に子授けや子供を守り育てる神様と
言われる鬼子母神堂に出ます。
鬼子母神堂の先に、末法総鎮守七面大明神を祀る
七面大明神堂に出ます。
七面堂から奥の院登詣口には白糸の滝と呼ばれる
水行場がありますが今回は・・・・・。
山門を潜った左側に位置する鐘楼堂の梵鐘は、元応元年(1319)
に鋳造された山城国勝竜寺の梵鐘が能勢布留神社に
転じ、明治23年に真如寺に移されました。
この鐘には鋳成の由来と共に梵字の真言陀羅尼
二十八種が刻まれています。
鐘の音に見送られて下山します。
暑 い よ っ て 早 よ い の ![]()
